さっぽろ天神山アートスタジオは、札幌市の中期滞在宿泊施設「旧札幌天神山国際ハウス」を修繕し、国際的なアーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)事業のできる文化芸術施設に用途を変更、2014年夏、札幌国際芸術祭2014の開催に伴い文化芸術施設として誕生した。
天神山緑地内の自然豊かで静かな公園環境の中に、市内、国内外のアーティストや文化芸術に関する研究者などが滞在しながら制作や調査・研究を行うための<滞在スタジオ(有料)>が13室ある。創造的活動を行う人に対し一時的な滞在型の制作環境を提供する支援施設であり、これら創造的活動と市民との交流、市民の自発的な活動の実現、支援を目的とした新しいタイプの文化芸術施設である。
滞在スタジオだけではなく、市民の活動のための<交流スタジオ(有料)>が3室併設され、滞在アーティストなどの成果発表、制作のプロセスを共有する、公開するなどの交流を促進するプログラム、イベント企画、実施を専門人材がコーディネートしている。
さらに、施設1Fのロビー空間は緑地公園の無料休憩所として常時開放しており、どなたでも気軽に立ち寄ることができるため、施設に集う三者三様の活動が混在するユニークな場を創出しています。
この施設独特の雰囲気と、札幌、北海道の地域の気候・歴史・文化といった多様な特色があわさり、日本におけるリサーチや滞在制作のための新しい拠点、AIRの現場のひとつとして国際的なアーティストなどから注目されはじめている。
2017/02/09
2016/12/16 - 2016/12/18