1997年7月4日、札幌コンサートホールKitaraは、市民の憩いの場として親しまれてきた中島公園に誕生した。
国際都市札幌にふさわしい音楽の殿堂を、という声に応え、建設構想策定から6年目の夏であった。
’95年には愛称を市民から公募。選ばれたKitaraという名前には、ギリシャ神話の音楽神アポロンの楽器「キターラ」と「北」の意味が込められている。
国内外の一流音楽家たちとの交流・交感、深い美しい響き、そこに集う市民の楽しげな語らい。
そして、それらのひとつひとつが大いなるオーケストラのパートとしてハーモニーを奏でる、交・響・楽。
静かな感動がいま、波紋のように北の空へと広がっていく。
2017/07/04
1997/07/04