ビデオアーティスト、映画製作者、ライター。 2015 年にブラウンシュヴァイク美術大学 (HBK) ファインアーツ科を優等な成績で卒業し、2019 年モントリオールのコンコルディア大学スタジオアーツ・フィルムプロダクションのマスターコース (MFA) 修了。日常のありふれた物事を素材とし、その穏やかな可能性を制作の原動力とする。事実に基づいた物語に身振りと親密な語りを織り込むことで、記憶の中のジェスチャーを演出する。主な展覧会や上映会に、対馬アートファンタジア(2018/2019)、Alchemy Film and Moving Image Festival 2019(ホーウィック)、26th Images Festival(トロント)、「Ignitio」(Leonard & Bina Art Gallery、モントリオール)、ゲーテ・インスティテュートの巡回展「Your Skin Makes Me Cry」などがある。コンコルディア大学のノンフィクション映画製作ラボ「ファブリク・モンド」の研究メンバーでもある。
2020/01/07 - 2020/03/11
2020/01/07 - 2020/03/06
1954 年にスタートし、自然保護運動によって1967年に中止された大雪山観光道路建設。山の途中で消えている地図上の 1 本の線と、自身がカナダで体験したホワイトアウトの事故というかけ離れた2つの接点を手繰り寄せるために北海道へやってきたゾマーは、旭川市図書館で発見した小さな観光パンフレットを手がかりに、自然と人間の関係を象徴する観光道路建設のドラマを掘り下げていきました。そして当時撮影された1本の古い映画との出会いをきっかけに、遠いカナダと過去の記憶が一気に重なりはじめ……。古いアルバムと大雪山を訪れた冬の旅、過去と現在の記憶を丁寧に拾いつないだイメージと、抑制したテキストによって、ホワイトアウトで見え隠れする景色のような、断片的で詩的な映像作品を完成させました。
01/16
北海道自然保護協会 佐藤謙教授インタビュー
01/26,27
旭川、大雪山リサーチ・撮影
02/21,22
大雪山リサーチ・撮影
02/28~03/01
展覧会「この美しさにはもっと壮大な曲がふさわしい」
03/01
アーティストトーク
03/11
岐阜、大分にリサーチのため移動
<滞在活動詳細 Further Reading>
さっぽろ天神山アートスタジオ2019年度活動記録集Part.1
SAPPORO TENJINYAMA ART STUDIO ANNUAL REPORT 2019