[合宿型勉強会(レクチャー&エクスカーションと意見交換)]
続けるための記録について_AIR勉強会001_支援:文化庁/平成30年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業
日程: 2018年11月25日 - 2018年11月27日
場所: さっぽろ天神山アートスタジオ、ほか札幌市内複数箇所
・「終わっていない=プロセス」そのものであるAIR現場において、〈①AIR事業〉、〈②レジデント(アーティスト)の活動〉、この2つのプロセスを可視化することはできないだろうか。
・忙しい現場運営の中で、記録作業とその記録の活用をするためにはどうしたらいいのか。
・すぐに役に立つ使い方はないだろうか。
・なにを記録すると有効なのか。
・ほかのAIRやアートプロジェクトの現場はどのように作業し、活用しているのだろうか。
博物館、美術館、資料室で実践されている従来の精密なアーカイヴ手法はそのまま運用するのが難しいと実感しています。形に残らないもの、進行形のプロジェクト、アーティスト・キャリアのある段階を可視化してみたい。これらを記録し保存し管理して利活用することができるのか。その作業を忙しい現場でも喜びに変えて記録し、編んで、しっかりと活用していくための手法を講師と参加者のコミュニケーションを通して学びあう勉強会となりました。
多くの現場が切実に抱える悩みを持ち寄り、講師、ゲスト、参加者が合宿期間中に語り合いながら、それぞれの現場で運用してみたい、または運用可能な手法を構想し、それを組み立てたり壊したり、ひたすら思考する時間を共有する3日間でした。(MO)
レクチャー01アートプロジェクト、作家のデジタルアーカイヴ/須之内元祥
レクチャー02 YCAMのドキュメンテーション
レクチャー03 アートプロジェクトの現場と事業評価/ 吉澤弥生
レクチャー04 記録資料のアーカイブ化/山下俊介
参加者(14名)
石川 華代、鎌田 洋子、是恒 さくら、蔵田 章子、佐藤 帆乃香、加藤 康子、中島 裕太、水谷 朋代、堀内 まゆみ、塩島 瑶子、村上 智彦、今野 博彦、大友 恵里、森 三成子(敬称略)
ゲストスピーカートーク01:「関西のアートシーンの記録事情」 原 久子(キュレーター)
ゲストスピーカートーク02:「斜里、北のアルプ美術館について」 山崎 猛(北のアルプ美術館 館長)
講師:須之内元祥 (札幌市立大学 講師、研究者)、山下俊介(北海道大学総合博物館・助教)、吉澤弥生 (共立女子大学文芸学部教授、NPO法人地域文化に関する情報とプロジェクト[recip]理事、NPO法人アートNPOリンク理事)、渡邉朋也 (山口情報芸術センター[YCAM]アーキビスト/ドキュメンタリスト)
ゲスト・スピーカー:原 久子(キュレーター)、山崎 猛(北のアルプ美術館 館長)
エクスカーション:札幌オリンピックミュージアム、北海道立近代美術館、北海道大学総合博物館、北海道大学大学文書館、札幌市中央図書館/さっぽろ資料室、札幌市図書・情報館/アートセクション、札幌市文化芸術交流センターSCARTS
勉強会告知ページ
» https://aarc.jp/air_ws2018/
参考資料